ヨガイロイロバナシ「ヨガって何を着てやればいいんですか?」

今からお話することは、はじめに「ヨガイロイロバナシ」で
皆様にお伝えしたとおり
ここでも私、エノモト ナオが個人的に思うヨガウェアーのあり方を
お話させていただきます。
よって、いつも通り、この人、こんな感じで洋服買ってんだな・・・
程度に参考にしていただければ嬉しいです。

私がヨガのクラスをはじめて受けたのは7年前、
何気なく見学のつもりで行ったスタジオの受付の方が、
洋服を貸してあげるから是非、体験していってください、と。
そういえばそんな記憶が今、蘇って来ました。
詳細には覚えていないのですがその時お借りしたものは
Tシャツとヨガパンツ。

Tシャツはいたって普通のTシャツで、
ヨガパンツは「ほほ~これがヨガで使うパンツかぁ・・・」
と思ういわゆるヨガ用に考案されたパンツをお借りした気がする。

それからは何を着てヨガをしばらくやっていたのか実はあまり覚えていない・・・。
ただ、動きやすい格好でやっており
特にヨガウェアーというものをはじめのうちは持っていなかったと思う。

クラシックバレエをやっていたので、
レオタードとかタイツとかそういうもの若しくはそれに近いものを着る。
ということにあまり抵抗がなかった。

このクラシックバレエ時代の感覚はヨガをはじめたころ助けになったと思う。

私のバレエの先生は骨格や足の様子が良く見えるように
あまりブカブカして足の形を隠すようなパンツを穿くのを禁止していたので
いつの間にかそういうことが基本的に刷り込まれており
足が太かろうがお腹がぽっちゃり出てこようがある程度
がまん・・・というかちゃんと先生に見えた方がいいし・・・的な考えが
大きくなっても定着していた。

この足や体のラインを隠すことを禁ずる。

という考え方はヨガには全くないので安心してください。
今私が単純にピッタリしたパンツを時々クラスで穿いているのは、
上に書いたような歴史的刷り込みがあり、
先生の足が基本よく見えた方が生徒さんにはいいのではないか?
と言う、あのバレエの先生の考えを引き継いでいるのが若干と
あとは、機能性を重視するヨガを自分の練習に取り入れているので
洗濯の順番的にそのパンツの番が回ってきているというだけです。


じゃあ、実際ヨガはやっぱりヨガウェアーと呼ばれる洋服を買った方がいいんだろうか?

やっぱりピッタリパンツにムキッとタンク!みたいじゃなきゃダメなのか・・・

というと全然そんなことはないです、全然。

何事もお稽古事などを始める時になる不安材料
「ヨガを続けられるかわからない・・・」

そんなこんなでヨガをする時の服装をお伝えする時に私が必ず言うことは

「限りなくパジャマに近いお洋服で。」

ヨガは寝っころがったり、足を開いたり、腰をのばしたり。
足や手の自由が無限大に利くお洋服がいいのが
ランニングやジムのお洋服と違うところなのでは?
ランニングの時に着るようなシャカっとしたパンツはヨガには合わないのです、伸びないから・・・。

特に腰やお尻、足の付け根などにストレッチが効くようなものがいいです。
女性はレギンスやトレンカなどもオススメです。
タイツは足裏が隠れて裸足になれないのであまりオススメしません。
クラスでは寒い時、別に靴下を履いていただいています。

レギンスの話に戻りますが、
レギンスの上にはショートパンツなど穿くなど工夫をした方がいいですね。
気をつけなくてはいけないのは、いくらタイツやレギンスが心地よいとはいえ、
タイツが薄すぎて下着が透けていたりするのは×・・・バツですぅ・・・。
一緒にクラスを受ける方への最低限のエチケットは守ってお互い気持ちよくというのは
どの先生方もおっしゃっていることです。

ストレッチが効くからスカートでも良いかというとそれもエチケット次第だと思います。
足を上げたときにお尻が丸見えになって下着を透けてしまっていたらそれはバツですぅ・・・。

そういったエチケットを考慮したお洋服であれば基本自由にしていただいてよいのでは?
と思います。
自由に楽しんで。


先日、私はハレルヤ教室でこんな格好でした。
寒いときにしか穿かないこの緑色のパンツは
チャコットのバーゲンか何かで手に入れた
毛糸の長パンツです。
クラシックバレエの方がタイツの上に寒い時に穿くものだと
思います。

ハレルヤのヨガは季節もありますが、あまり汗をかくヨガにはなりませんので
こういった少しデザイン性のあるもので楽しんだりします。

ホントに余談ですが、
私はこのパンツを穿くといつも思い出すものがあるのです。



「ピーターラビットと仲間たち・ザバレエ」
というのをご存知でしょうか?
英国ロイヤルバレエ団がピーターラビットの
気ぐるみを着て踊る映画があるのです。
昔むかし、この映画を見たときはほんとに
感動しました。
この中に出ているすべてのキャラクターが凄いのですがとりわけ凄い見せ所のあるのが
蛙なんです。
この蛙がどうしてもこの緑の長パンを履くと
思い出されて仕方ない・・・。

左の蛙は実際の映画の中でのワンシーンですので
リアルな感じですね。このジャンプといい動きといい
気ぐるみ着てココまで美しいのにはホントに感動。


もう少し緑を感じられるこの写真はいかがでしょうか?
もういったい自分が何の話をしていたのか忘れました。

そんな感じで、もっと自由に楽しくヨガのお洋服も
できると思います。
しかし、
どんなヨガをやるのかで
このように自分にしかわからないこだわりを出しても楽しめるクラスなのか?
それとももっともっと現実問題、
機能性を重視しなければならないヨガなのか?
具体的には
汗を沢山かくので綿や毛糸のものなどは着れない
などでてくるわけで。


なんども同じことを言ってしまうのですが、
間違えたら直せばよいし、次の工夫を楽しめばいいと思います。
私もそうやってやはりヨガウェアーを専門にしているブランドのもの
はすごくヨガをする人のことを考えて作られていると実感し、
必要なものをすこしづつ買い揃えました。
何事もトライ&エラーを繰り返しそして卓越してゆけばいいのだと思います。