旅 : 目指すもの

旅も終わりに差し掛かってきました。
ゴールデンウイークになり街も人も少し様子が違います。
今回の京都は肩肘張らずにのんびり歩くことにしていました。しかし旅の終わりを思うと気持ちがソワソワしてきているのが分かります。

今日は練習の後に先生の話を聞く時間がありました。
練習は全てが繋がっており、結局はみんながひとつなんだと。
ひとつのポーズが出来なかった事よりもトータルでみたその日の練習はどうだったか?練習全体の質を感じる。
そう言う見方をしてみて下さいねと。

アシュタンガヨガを練習する人々が集まったその場でこんなにも沢山の人が
どんな思いでこのヨガに携わっているのか?何故毎日練習をするのか?自分でもはっきりとした目的がわからない時があります。ただこのヨガは一人ひとりに可能性がある事を教えてくれ、それを上手く見出だせていなかったり、本来の自分の力を出し切れていなかったりする人々にそのやり方を教え導いてくれるヨガだったりします。
また、スタミナやエネルギーが有り余る程の活動的な人にはそのエネルギーのやり場に迷い使い切れなかったりあらぬ方向へ使い方を間違えてしまわないように又は適切な使い方が出来ずに浪費したり消耗してしまわないようやはり導いてくれるヨガであったりもします。そういったエネルギーの使い道や方向性を安全に導けるツールである事は確かです。

アシュタンガヨガで一番意識を向けるべきは呼吸で呼吸がコントロールできるようになることは自分自身をコントロールできるようになる第一歩だと。
だからこそヨガはあなたの人生そのものなんだと先生は言っていました。

先生の話は毎回一貫して変わりなく伝えられその言葉はいつも同じです。
しかしそのシンプルないくつかの要素には先生自身が実際に見て経験した真実のエッセンスが凝縮されている貴重な教えだったりします。