旅 : 東京へ

雨の京都の朝。
2週間の最終日。
静かな練習でした。
練習がピークにある時は内側から湧き出るやる気で黙って練習しているはずなのにウワァーとしたオーラがみんなから広がるし先生もまだまだパワフルなオーラを広げてウワァーとした感じでそのオーラに答えているので静けさからは程遠い気もするそんな日があるけれども。最終日の今日は火山が鎮火するような誰もが静々と外側に放っていた力を内側にしまい込む最後の作業をするそんな静かな時間だったように思います。

今回私は、自分の弱さに嫌がらずに自ら積極的に向き合いに行った様に思います。長年よくわからなかった内側の強さへの働きかけはにじり出すような一踏ん張りを全面に出してはじめて感じられる領域なのだと言うことを知り。例えて言うなら岩壁を登っていてあと一踏ん張りでよじ登れるところで手はかけるもののあっさり、あ、無理。と手放して楽な場所に着地し続けていては行けない領域。怪我をするまでではないけれどもある意味、絞り出すような一踏ん張りを時には意地を見せて出していく。
一番苦手なところへ。
綺麗に練習しているうちは綺麗にポーズが取れているのでできている感じになれるものです。ヨガがポーズではないと言う所は、それより先の内側の領域に足を踏み入れるかどうか決める所から始まるのではないかと思います。人には性格や気質がありますから自然にその領域にチャレンジしている人達がいますが、そういう人をツワモノと呼ぶのではないかと思ったりします。
帰ったらこうしてみようと思う気持ちや今後の練習で意識を向ける場所を見つけられた、そんな2週間でもありました。こんなに長く練習に専念できるとは本当にありがたいことです。これから先のアウトプットも楽しみに。全てを楽しんでヨガに携わっていければと思いながら東京へ帰ります。