ハタ・ヨーガとは。


「ハタ」ということばの意味は「ちから」という意味です。
ハタ・ヨーガとはちからをこめてなすヨーガ、または、はげしいヨーガという意味です。
インドの伝統的な解釈では、ハタは日と月、または呼吸を表しているとされていますが、
教義学的解釈に過ぎません。
『ヨーガ根本経典』佐保田鶴治 P58-1~3「 四 ハタ・ヨーガの思想構造」 
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表では懸命に優しさや清らかさと演出したとしても
内に宿る心の闇は早いうちに解消しなければ
発酵し、凝り固まりその人を徐々に形づくってしまうとそう思います。

瞑想はその心や内に宿る自分で作り出してしまった岩山を
切り崩しにかかる手段の一つだと思います。
が、先ずは体の清浄をということ
でハタヨガが存在しているのだと、そう思います。

自分の体にアプローチする。
体を動かすと熱くなります。
熱は力です。

「先生は何ヨガをされているのですか?」

実は、つい最近まで私は何ヨガをしている者なのか
あまり腑に落ちておりませんでした。

ヨガはあまりにも世に出回っておりますし
ヨガはどうやら様々な種類があるらしい・・・
という範囲まで案外どの方にも理解が浸透しています。

だからこそこの質問を何度も受けますし、
来てくださっている生徒様は皆様、
では自分は一体、何ヨガをしているのだろうか?
それを知っておきたいとそう思われるはずです。

『ハタと言うことばの意味はちからという意味です。

佐保田先生の言葉はとてもわかりやすく私に浸透しました。

私は体を動かしてポーズを取るヨガはどのヨガもハタヨガと言えると
今、思っています。

体が資本。と昔からの考え方も正しいと思っています。

コリや固まり、体の不調はいつの間にか貯めてしまった自分の闇、塵の集積。
熱=ちからでもってその岩山を動かす。
体が自由に動くと心が動きます。

クラスをしながら皆さまとご一緒するにつれて
私は体からのアプローチを担うハタヨガを伝えている者なのだと思うに至り。
しかし、ご一緒するハタヨガの時間は小難しことは無しに
少しでも日頃の体の凝りや疲れを取り除ける優しい時間になると良いと思っています。

近頃のクラスではヨガの時間の後に15~30分ほど
皆さまと静かに座るだけの瞑想の時間も取り入れるようになりました。
そいう言うシフトが少しづつ長くクラスを共にしてくださった
皆さまとの一歩前進だなと、私の心も自由に動き始めております。