思考色々(2013/07/23)




Prasarita Padottanasana A(プラサリータ・パードッターサナA)
このポーズ、見覚えがあるでしょうか?
プラサリータ・パードッターサナAと言うポーズです。
私がこのポーズの名前をきちんと毎回覚えているかどうか
クラス中に言ったことがあるかどうか
は別にして・・・。
このポーズが結構好きでほとんど毎回クラスでは取り入れています。
どうってことない前屈のポーズに見えますが、
教える人の目線からこのポーズはいくつもの発見のある
とても興味深いポーズであることは間違いありません。

★ここで最近私が注目しているのは「土踏まず」
あ、私だ・・・。と思った方がいらっしゃったら大丈夫です。
大丈夫というのはそういう方が何人か複数でいらっしゃるので
’私’だけではない。ということです。
私の土踏まずに何か問題でも?と思われるかもしれませんが、際だった
問題はないです、だた興味深く観察させていただいていることは
アーチがあるとかないとかの部分です。
偏平足。良く聞く言葉ですのでもう子供のころから
知っている言葉ではあります。
偏平足だから問題があるのかという話はきっと
ここで私がいってもあまり知識が豊富ではないのでつまらない話になってしまうと
思いますので止めときます。

★それよりもこのポーズでの効果をどれほど感じることができるか。
そしてどうなっているからイマイチピンと来ないか。
これは大事です。
このポーズ、柔軟性がとても必要ですので上体を倒した時に
両足がもう痛くてピンと伸ばせない。はじめはそれは普通のことなので
心配はいりません。

★足を伸ばせた人達の違いをみていると
土踏まずのアーチのない方々はほとんどみんな
土踏まず側に足裏が落ちてくるわけです。ここが私にとって非常にポイントで
かなり興味深いところです。

★内側に足が落ちる。
この状態、足全体の内側の部分の力が抜けて
意識がほとんどない=使えていない。訳なのです。
要するにラクしているわけです。
私が楽をしているのではなく、どちらかというと
もう無意識なので足が楽なほうに傾いているといった方がいいかもしれません。
無意識なのでご本人のせいではないのです。

★折角ヨガをしに来ているのになんとなくポーズをとって
キマッテルぜ!じゃダメです。
もったいない・・・。土踏まずが落ちるそのラクチン状態の中に
その人の生活習慣だったり体の癖なりなんなりの鍵が隠されていると思うのです。

★ですので、このポーズが来たら是非、その足の内側の意識に
目を向けてみて下さい。
落ちてる・・・と思うはずです。
そしてそれって要は使えてない体の部分があるってことなのです。
アーチの少ない人は足の裏を引き上げるような気持ちでやればいいのです。

★足の裏を感じる作業はヨガをやればやるほどその重要性を意識させられます。
その手始めがこの
プラサリータ・パードッターサナAなのだと勝手に決めました。

★頭のてっぺんを床に向ける!
となんでこの人はそんなことをいつもいつも言うのだろうと思っている方へ、
こんな文章を見つけたのでわたしはもう絶対、床に頭がつこうが
つかなかろうが頭のてっぺんは床なのです。

『頭頂部を床につけることで、脳腺(脳下垂体、松果体)を洗浄する効果がある。
この洗浄効果を高めるためにこのポーズは4つのバリエーションがある。』
(アシュタンガ・ヨーガ実践と探究-グレゴール・メーレ著)

★4つって。
実はそう4つのバリエーションを取り揃えています。
がクラスではAが主流です。初めが肝心です。

★4つです。


★土踏まずがある人々もしっかり足の内側への意識は怠りなくお願いします。