マンスリーコラム:ヨガへの道①

私がヨガを始めたのは今から10年ぐらい前のことです。
30代をヨガと共に歩んだ。そんな10年だったように思います。
会社員でしたから、お稽古事のひとつにヨガを始めたと言うそんなスタートでした。
出来立ての新しいヨガスタジオが当時の勤務先の近くにありそこに行ったのを覚えています。
シンプルでスタイリッシュなヨガスタジオはいい香りがしてあまりにも素敵で
すぐさま好きになりました。

クラシックバレエを幼少期にしていた名残りで体を伸ばしたりすることが好きでした。
スポーツジムへ通ったこともありましたがからきし駄目で、
無機質なランニングマシンの音や突発的で激しく動く運動に気分が滅入る、落ちる。
何となく文化や哲学が感じられ美しい空間や音楽、時間を重視できる
ヨガという存在の発見でとても心が喜び生き返ったのを覚えています

はじめの3年は初心者でしたからとにかく様々なヨガを試しました。
どんなヨガをしてもやはりヨガは楽しくて大好き。
古典的なハタヨガクラスや内観する静かなヨガ、流行りのヨガまで兎に角様々なヨガクラスをスタジオもいくつも掛け持ちして受けていました。

そのうちに自分好みの動きをするヨガの種類がどうやら
パワーとかヴィンヤーサとかフローとかそうネーミングされているヨガ
であると気が付き、初心者でありながらも力強く前に進む
身体を動かして発汗するそんなヨガが好きだということに気が付きました。

この時点ではとにかく汗をかければよい。とにかく沢山動きたい。
スタイリッシュでエネルギーに溢れるヨガをやりたい!
そんな思いで自分の身体能力以上に動くようなヨガのクラスにも無理して
行っていた時期でした。
そのたびにひどい筋肉痛に襲われ1日使い者にならない人になっていたり。
その上あまりにも様々なヨガイベントやヨガクラスに通っていたので金欠でした。
いわゆるヨガ貧乏。ここで貧乏になったのは結果として良かったようです。
外側にガンガン向いていた意識が内に向くようになります。
派手にヨガクラスに通えないので
ブライアン・ケストのパワーヨガDVD
ショーン・コーンのヴィンヤーサフローDVD
を購入しひたすら自宅で練習しました。
仕事から帰って家で殆ど毎日やっていた思います。
仕事の疲れやストレスを除くのにはこれが必要でした。

そのうちに今度はどうやら
パワーとかヴィンヤーサとかフローとネーミングされているヨガのべ―ズは
「アシュタンガヨガ」という古典的なヨガであることを知ります。
アシュタンガヨガへ意識が芽生え調べ始めたのがヨガを始めて3年目のことでした。

つづく

憧れのショーンコーンが日本に来た時に撮ってもらったヨガ初期時代。
はじめてショーンコーンのヨガヴィンヤーサを見た時、美しさの中に力強さを見て
私はこうなりたいと・・・なってないけど(笑)
何度もDVDで一緒に練習していたので会えて本当によかったです。